INVISIBLE STORM

だからわたしはわたしを砕く

安定とルーティーン


 お久しぶりです。1年ぶりの更新です。

 前回の更新がだいたい一年前で、その間にいろいろありました。
 新社会人になり、環境の変化から毎日いろいろ目まぐるしく進んでいき、割と長く感じた一年になったと思います。人間、新しいことを始めると時間が経つのが早く感じますね。

 

 春、季節の変わり目で自律神経が崩れやすく今年も例年通りに体調を崩していたのですが『柴胡桂枝乾姜湯』という漢方を飲み始めたらかなり快調しました。
 この漢方、効能が非常に多く今回目的としていた「発熱(微熱)の症状回復」以外にも「精神不調」「便秘」「不眠」「冷え性」等々への回復効果もあるらしく、とても強い。
 おかげで、いつも冷えている指先はポカポカ。穏やかな気持ちかつ久しぶりに目覚めの良い朝を迎えることができました。ただ、便秘はしていなかったので腸が便を出そうと必死に唸り上げている様子が痛みとして本体にぶつかってくる形になっています。こんな形で便秘解消効果が副作用となるとは。人の身体と薬の間合いは難しい。

 

 今までは「いずれ治るだろうし、耐え忍ぶしかない」「病院に行っても無駄だった。じゃあ何しても無駄だろう」という気持ちで放置していたこの体質だったのですが、社会人になり会社に行かなければいけない・仕事しなければならないという思いでサクッと解決案を試す人間になりました。そうした方がコスパが良いので……。
 学生時代だと「いつまでに治っていたらいい」「治っていなければそれを言い訳にして甘えられる」みたいな気持ちがありました。病院に行くのも「行けば言い訳に使える」という意識というか。治すことに当時の自分にとってのそこまでメリットがなかったというか……。「他者から見える自分」のための行動としていろいろ動いていました。そこが変化したなと思っています。

 

 

 社会人になって楽だなと思うことは主に「人生における拘束時間が固定化された」「自由時間は本当に自由」の二点。自分は臨機応変な行動が苦手なので突然予定を狂わされると何もできなくなってしまう。心にゆとりを持たせる日を作るのも、忙しない1日を作るのも自由。拘束時間は昔より多くなったけれど、残りの時間は何してもいいのが嬉しい。課題について不安がったり収入の不安定さを嘆かなくてもいい。

 会社員が本当に向いているかと言われたらあまりそうとは言い切れないけど、手に入れた自由を離したくないからしばらくはこの甘い汁を啜っていようと思ってます。